『母なる凪と父なる時化』 文庫本

その夏、都会の少年は北の街の少年と出会った。
高校1年の夏、同級生たちのリンチを受けてから登校拒否を続けていた僕は、父親の転勤で函館に転校することになった。
そこで出会ったのは自分とそっくりの顔をした不良のレイジ。
友達を作ることが苦手だった僕が、レイジとはすぐに仲良くなった。
飲酒、暴行、セックス、そして函館の海での密漁…を、行き場のない想いを抱えた少年が駆け抜けた短い夏。
函館の透明な陽光の中に「揺れる少年たち」を鮮やかにみずみずしく描いた感動の青春小説。
第110回芥川賞候補作。
本作品は1994年5月、新潮社より刊行された。

初出誌:「新潮」(新潮社)1993年12月号に掲載されたものを、加筆訂正したものである。

新潮文庫:1997年3月 小説

価格:¥362(税別)
ISBN :4-10-136123-1
形態:166ページ/文庫判