『海峡の光』 文庫本

廃船せまる青函連絡船の客室係を辞め、函館で少年刑務所で看守として働くの「私」の前に現れた一人の受刑者は、少年の日、優等生の仮面の下で、残酷に私を苦しめ執拗にイジメ続けた「あいつ」だった。
傷害罪で銀行員の将来を棒にふり受刑者となった今、監視する私と監視されるあいつは、船舶訓練の実習に出るところだ。
光を食べて黒々とうねる、生命体のような海へ…。
海峡に揺らめく人生の暗流。
第116回芥川賞受賞作。
本作品は1997年2月、新潮社より刊行された。

初出誌:「新潮」(新潮社)1996年12月号

新潮文庫:2000年3月  小説

価格:¥362(税別)
ISBN :4-10-136127-4
形態:167ページ/文庫判